2019年11月29日に「Fukuoka DX Night」と題したイベントを日本デジタルトランスフォーメーション推進協会主催で開催しました。世界の95%の企業がDXに失敗という調査結果が出ているように現在は試行錯誤をしている段階。デジタル化した世界に対して選ばれる企業へ変革するために共に考え、参加者同士で一緒にビジネスが生まれる場となることを目的としています。
まず、当協会代表理事の森戸より、デジタルとリアルが溶け合うアフターデジタルの世界についてどう変わっていくのかを解説。
ANAホールディングス(株)デジタル・デザイン・ラボ/チーフ・ディレクター兼 アバター準備室/室長の津田 佳明さんに、ANAのデジタルイノベーションの事例についてお話いただきました。
「エアラインにとっての破壊的なイノベーションとは何か?」と自社で考え、破壊的な○○○といって、従来の航空事業にとらわれない、ドローンやアバターなどの事業にチャレンジしている点は印象的でした。自社事業と競合する、関係ないとして切り離すのではなく、顧客視点でどう変わるべきなのか考えて実行することが大切だと感じた参加者も多かったようでした。
続けて、シェアリングエコノミー協会事務局長、一般社団法人Public Meets Innovation 代表理事、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師など幅広い活躍をみせる石山アンジュさんのミニセッション。
セッションのテーマは「信頼」。「ローカルな信頼」から「制度への信頼」、そして今はレビューシステムのようにみんなが良いから良いといっている「分散された信頼」へと、時代に応じて信頼の担保となるものは変わってきていて、デジタル化した世界においては次の信頼について議論する必要があるという観点は、生活者としてもそうですが、デジタルを使ってビジネスをつくる立場としてもしっかり認識ておく必要があると思いました。
その後は津田さんと石山さんと参加者を交えたQAセッション。
DXを進める上での具体的な質問や、コミュニケーションの変化についてや、よりより社会に向かって進めるためにどうルールメイクをすべきかなど活発な議論が。
セッション終了後はネットワーキングタイムで、さらに参加者同士で熱く語り合っているグループが多く、かなり高い熱量を持ったイベントとなりました。
日本デジタルトランスフォーメーション推進協会ではDXに携わるみなさまで共に学び共に実践する場づくりに注力をしておりますので、ご関心ある方は入会のご案内をご確認くださいませ。